みやもと生涯学習セミナー2026前期講座は、5月20日から3週にわたり、「船橋の古道」をテーマに、川瀨建雄氏(船橋地名研究会)を講師に迎えて開催しました。船橋と宮本周辺に残る道の歴史や文化を学ぶ連続講座として、第1回では船橋を中心に発達した古道や街道の成り立ちを、第2回では旧上総道の推定ルートや地域に残る地名・寺社・伝承について学びました。第3回は街歩きを予定していましたが、台風の影響により中止となりました。
第1回「船橋の古道を訪ねて」~船橋を中心にした街道について~
第1回では、船橋を中心に発達した古道の成り立ちと役割について学びました。江戸から船橋、成田方面へ向かう道筋をたどりながら、宿駅や問屋場など江戸時代の交通制度、佐倉道・行徳街道・東金街道などの特徴が紹介されました。船橋は多くの街道が集まる交通の要衝であり、物流や信仰、人々の往来と深く関わっていたことが分かりました。参加者からは、身近な町の道に歴史が重なっていることへの驚きや、今後のまち歩きで地名や道筋にも注目したいという声が聞かれました。


第2回「名所絵図にみる江戸から船橋を通り成田への旅」
第2回では、江戸時代後期の地誌『成田名所図会(サブタイトル成田参詣記)」』を手がかりに、江戸から成田山新勝寺へ向かう参詣の道をたどりました。
道中の江戸時代の旅人が見た市川・行徳・船橋などの宿駅、八幡・中山周辺の神社仏閣、下総・佐倉・成田の城郭史、成田山新勝寺の歩みが紹介され、さらに、歌舞伎や市川團十郎との関わりにも触れ、地域に息づく歴史と文化を身近に感じる時間となりました。


第3回「まち歩き」~西向地蔵尊から旧上総道を通って宮本公民館まで~
第3回は、前2回で学んだ知識をもとに、宮本周辺を実際に歩いて確認する予定でした。西向地蔵尊から浜田道、浄勝寺、不動院、舟町、海老川、船橋大神宮、茂侶浅間神社、真名井、宮本公民館周辺までを巡る計画でしたが、台風の影響により安全を考慮して中止となりました。実地見学はできませんでしたが、講義を通して、宮本・本町・海神周辺が、海と陸、水運と陸路、信仰と生活が交差する地域であることを学ぶ機会となりました。
今回の講座では、「船橋の古道」をテーマに、船橋や宮本周辺に残る道の歴史、地名や寺社に込められた地域の記憶について学びました。普段何気なく歩いている道にも、交通や物流、信仰、人々の暮らしの足跡が刻まれていることを知り、身近なまちを新たな視点で見つめ直す機会となりました。街歩きは台風の影響により中止となりましたが、講義を通して参加者の皆さんにとって、地域の歴史に親しみ、今後のまち歩きへの関心を深める有意義な時間となりました。








































































































































