知るは楽しい船橋の歴史~わが街船橋の今昔~
今年度の海神公民館のおとなの教養講座「知るは楽しい船橋の歴史~わが街船橋の今昔~」は
南船橋の移り変わりに焦点を当てました。
第 1 回:歴史講座「船橋海岸線の変遷」 山本稔氏(11/5)
第 2 回:浮世絵講座「浮世絵に描かれた船橋・成田街道」須藤元夫氏(11/19)
2 回目の講座では、元生涯学習部長の須藤氏が船橋にまつわる様々な浮世絵の紹介をして下さり、実際の浮世絵や古文書の掲示も有り、江戸時代の船橋がありありと目に浮かぶようでした。
第 3 回:歴史散策「南船橋周辺を歩く」山本稔氏(11/26)
3 回目は、山本氏の 1 回目の座学を受けて、大神宮下駅から南船橋近辺の散策をしました。京葉道路周辺は昔の海岸線で塩田も有りましたが、時代と共に埋め立てられ、ビーチや飛行場を持つ船橋ヘルスセンターが出来、それがららぽーとに変化していったそうです。海老川沿いから赤い太鼓橋を渡り、浜町商店街を歩くと、ここは駅からヘルスセンターへ向かう道で正面には名残の松の木が今でも残っています。傍らにはそごうデパート屋上にあった稲荷神社が鎮座していました。ららぽーとを過ぎ、次に若松地区に移動する際、近代的なららアリーナや巨大物流ビル群に驚き、これらは以前の船橋ヘルスセンターやオートレース場の跡地を上手に再利用して設計されたそうです。若松小の傍のわずかに残る堤防跡、その後は谷津干潟の生命線となる高瀬川の脇を歩いて 2 時間の散策は無事に終了しました。
山本先生の説明を聞きながら、南船橋近辺の 100 年余りの移り変わりの痕跡を多く発見した講座となり、最後は南船橋駅に戻り、ららぽーと方面へ向かう動く歩道に乗って現代に戻って来ました。